ポケモンGOや様々なソフトやサイトで利用が広がりつつある「OpenStreetMap(OSM)」。地域格差がかなりあり、描かれていない地域はほとんど情報がなかったり、道路があっても間違いだらけだったりと使い勝手は悪い事が多い。
OSMは誰でも自由にボランティアとしてマップを描いていくというのが基本にあり、様々なマップエディタがある。今回紹介する『JOSM』はオフラインでマップ編集が行えたり、プラグインやタグのプリセットが用意されており、簡単にマップを入力していけるため人気のあるソフトだ。
まずマップを描いたり編集する時に覚えるのがWebブラウザで動くiDというエディタになる人がほとんどだと思うが、別途ソフトが必要ない手軽さもあり、ちょっと編集するには『JOSM』より便利である。だが大きく編集していくと、こまめにアップロードしないと動作が重くなってきてしまったりと、まとめて描くには向いてない。
『JOSM』はそれらがなく、さらにプラグインを含めた描くためのツールが充実しているので間違ったマップを編集するときにもかなり便利になっている。そして、OSMでは建物や道路などの情報に細かくタグをつけて、そのラインが何を示しているのかというのを細かくつけることで、使う時に必要なデータのみを表示させたりなど利便性を良くしている。そのためタグをつけていかないといけないのだが、事前にプリセットにすべてタグが収録されているので、それを選択するだけでタグ入力が完成するようになっている。
トレースしてもいい地図も背景として簡単に設定できるなど、すぐに書き換えが可能なように整っているので、iDエディタで不満が出たときにはこの『JOSM』がオススメ。